ITシステム管理者の皆さん、効果的なITサービスマネジメント(ITSM)の運用には、継続的なサポートが不可欠だと感じていませんか?ITの重要性が増す中で、ITSMツールの導入は企業の安定的なサービス提供に大きな役割を果たします。しかし、導入プロセスには多くの課題がつきものです。
ITSMツールを選ぶ際には、導入前から導入後にわたるサポート体制がしっかりしているかどうかが重要です。導入前には目的と必要な機能を明確にし、導入時にはクラウド型やオンプレミス型の選択肢を検討し、導入後には自走できるためのサポートが必要です。
この記事では、具体的なサポート事例を紹介し、ITSMツールを効果的に運用するためのポイントを解説します。ぜひ参考にください。
企業内だけでなく世の中のありとあらゆるところでITが導入されている現在、ITサービスの安定的な提供や継続的な改善などITサービスマネージメントの重要性が増大しています。そんな中、効果的にITSMを実施でき、さまざまなITサービスに関する情報を維持管理できるITSMツールを活用する企業が増えています。
しかし、いざツールを導入しようとしても何から始めたらいいのかわからないというケースも多いです。ITSMツールを導入し効率よく効果的に運用するには、導入前から導入後にいたるまでしっかりとしたサポート体制があるツールを選ぶことが重要です。
ITSMツールを導入したい企業は何らかの導入目的がありますが、それがはっきりしていないことが多いようです。ITSMツールで実現できるITIL®プラクティスは多岐にわたるため、まずツールを導入する前に自社の目的をはっきりさせ、どんな機能が必要なのか見極める必要があります。導入目的が明確になれば、おのずと必要な機能も絞られてきます。
導入前サポートのあるツールを選べば、自社に必要な機能を洗い出す手助けをしてもらうことができます。またツールの導入前には直接のサポートだけでなく、ナレッジやコミュニティ、資料などが整っているか、試用版があるか、海外製品の場合は、日本語対応のサポートや資料はあるかなども確認しましょう。
ITSMツールはクラウドタイプとオンプレミスタイプがあります。クラウドタイプはWeb上のクラウドサーバーを利用するので低コストでスピーディに導入できます。オンプレミスタイプは社内サーバーを利用するので、カスタマイズしやすいですが、システムの構築や管理にコストや手間がかかります。これまで多くのITSMツールを導入してきたベンダーなら、導入時サポート体制も整っているので、どういうツールが自社に向いているのか的確なアドバイスをすることが可能です。
ITSMツール導入後に特に重要なのは、導入後に自走していくためのサポート体制は整っているかということです。せっかくツールを導入したのに使い方がよくわからないで放置されているというケースもあります。導入後のサポートがあるかどうかについても、よく確認するようにしましょう。
実際にITSMツール導入にあたり、サポートを受けた事例について紹介します。
株式会社マピオンではServiceDesk Plus導入で迅速なインシデントへ対応を実現しながらツール保守費用を150万円から75万円にしカスタマイズ時間も年間50時間から25時間に削減に成功しました。ServiceDesk Plusを選んだ理由は30日間無料で技術サポートが受けられたからでした。
参照元:ServiceDesk Plus公式サイト(https://www.manageengine.jp/products/ServiceDesk_Plus/case-study-12.html)
NECとグループ企業にIT、資材調達などのシェアードサービスを提供するNECマネジメントパートナー株式会社では業務の効率化とサービスレベルの向上のためSmartStageサービスデスクを導入し案件管理システムを共通化しました。これまでもITILベースのサービスデスクツールを使っていましたがサポート拠点が海外にあったので問合せ回答に1ヶ月近くかかっていましたが、SmartStageはサポートが日本国内だったのでスピーディに問合せに回答してもらえました。
参照元:SmartStage公式サイト(https://smart-stage.jp/case/ss_16/)
国立大学法人横浜国立大学では学生と教職員に対しより良い形でITサービスを提供するためにServiceDesk Plusを導入。ITSMS認証資格を取得しITシステム上の全資産、構成の一元的な管理ができるようになりました。ServiceDesk Plusを導入したのは試用版の提供により機能を評価できたからでした。
参照元:ServiceDesk Plus公式サイト(https://www.manageengine.jp/products/ServiceDesk_Plus/case-study-18.html)
ITサービスマネージメントを効率的に運用でき、さまざまなITサービス情報を維持・管理できるITSMツールを導入する企業は増えていますが、ITIL®プラクティスは多岐にわたるため、より有効に利用するためにはツールベンダーのサポートが必要となります。ITSMツールを選ぶ時には導入前から導入後まで充実したサポート体制のあるものを選ぶようにしましょう。
2023年11月1日時点、「ITSM ツール」のGoogle検索で10ページ目までに表示されたITSMツール54つを調査。
54ツールの中で必須機能がある(インシデント管理、問題管理、変更管理、リリース管理、資産管理)、カスタマイズが可能なツールを抽出し、「導入後のサポート重視」「コスト重視」「セキュリティ重視」の3ツールを選定。
ISO / IEC 27001ほか、 ISO/IEC 27701、ISO / IEC 27017、SO/IEC27018、ISO9001、ISO20000、SOC2/1など
国内にデータセンターがある
ノーコードで構築・カスタマイズでき、シンプルな管理画面で使いやすい。低価格からインシデント管理を始められる。
導入時、導入後も充実したサポートを受けられる。
アイペット損害保険株式会社、東京海上アシスタンス株式会社、PayPayカード株式会社、日揮ホールディングス株式会社、 国立大学法人静岡大学、レオス・キャピタルワークス株式会社
ゾーホージャパン株式会社
(本社:インド)
本社:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-6-1 みなとみらいセンタービル13F
ISO / IEC 27001ほか FedRAMP、SOC2などの認証を受けている
SlackやMicrosoft Teamsを利用してビデオ会議をセットアップ、コラボレーションを促す機能がある。
モバイルアプリでも利用できる。
※日本企業の公表なし
Nextiva、ISS World、Canva、Infobip、Toast、Twitter
Atlassian(本社:オーストラリア)
日本:アトラシアン株式会社
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1 ランドマークタワー1407
公式サイトに記載なし
AI・ビッグデータ活用などのテクノロジーを実用レベルで実装。AIが解決法を自動提案してくれる。
機能拡張やオプションは不要。
※日本企業の公表なし
※公式サイトにSMAXの事例なし
MicroFocus
(本社:イギリス/アメリカ)
日本:マイクロフォーカスエンタープライズ株式会社
日本オフィス:東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー19階
ISO / IEC 27001ほか、 ISO/IEC 27701、ISO / IEC 27017、SO/IEC27018、ISO9001、ISO20000、SOC2/1など
国内にデータセンターがある
ノーコードで構築・カスタマイズでき、シンプルな管理画面で使いやすい。低価格からインシデント管理を始められる。
導入時、導入後も充実したサポートを受けられる。
アイペット損害保険株式会社、東京海上アシスタンス株式会社、PayPayカード株式会社、日揮ホールディングス株式会社、 国立大学法人静岡大学、レオス・キャピタルワークス株式会社
※「ServiceDesk Plus」…クラウド版はPinkVERIFY™ 4、オンプレミス版はPinkVERIFY™ 3の認証を取得しています。
このサイトでは、「ITSM ツール」でGoogle検索、12月22日時点で上位100位までに公式サイトが表示された製品を紹介しています。そのうち、サービスデスク/ヘルプデスク(インシデント管理)をメインとしたITSMツールで、無料トライアルのできる3製品を紹介しています。
ISO27001取得
メール・LINE・電話など10種の窓口をまとめて管理。高いユーザビリティと視認性ダッシュボードで分析・レポート、見える化されることで業務改善につなげる。
大企業向けのRe:lation for Bizあり。
弁護士ドットコム株式会社、エムオーツーリスト株式会社、株式会社Birdman、日本通運株式会社、株式会社イングリウッド、株式会社Loco Partners
株式会社インゲージ
所在地:東京都新宿区西新宿3-9-7 フロンティア新宿タワー
要問合せ
プロジェクト管理・タスク管理のオープンソース「Redmine」のクラウドで利用できるサービス。
CSSとJavaScriptを埋め込んで画面をカスタマイズ。
チケット登録用メールアドレスにメールを送ることでRedmineにチケットを登録。
株式会社ネットワーク応用通信研究所、株式会社ノーリツ、株式会社イシダテック、丸紅ITソリューションズ株式会社、ハイウエア株式会社、アーティサン株式会社
ファーエンドテクノロジー株式会社
所在地:島根県松江市朝日町498番地 松江センタービル
要問合せ
顧客が好むチャネルに対応
カスタマーサポートのパフォーマンスを可視化し、レポーティング機能で、担当者のサポート業務を効率化
既存のビジネスシステムともコーディングなしで簡単に統合、カスタマイズも自由自在。
東京電力エナジーパートナー株式会社、株式会社佐賀銀行、株式会社ディー・エヌ・エー、株式会社アダストリア、立命館大学、株式会社学研プロダクツサポート
株式会社インゲージ
所在地:東京都新宿区西新宿3-9-7 フロンティア新宿タワー
ISO27001取得
要問合せ
要問合せ
メール・LINE・電話など10種の窓口をまとめて管理。高いユーザビリティと視認性ダッシュボードで分析・レポート、見える化されることで業務改善につなげる。
大企業向けのRe:lation for Bizあり。
プロジェクト管理・タスク管理のオープンソース「Redmine」のクラウドで利用できるサービス。
CSSとJavaScriptを埋め込んで画面をカスタマイズ。
チケット登録用メールアドレスにメールを送ることでRedmineにチケットを登録。
顧客が好むチャネルに対応
カスタマーサポートのパフォーマンスを可視化し、レポーティング機能で、担当者のサポート業務を効率化
既存のビジネスシステムともコーディングなしで簡単に統合、カスタマイズも自由自在。
弁護士ドットコム株式会社、エムオーツーリスト株式会社、株式会社Birdman、日本通運株式会社、株式会社イングリウッド、株式会社Loco Partners
株式会社ネットワーク応用通信研究所、株式会社ノーリツ、株式会社イシダテック、丸紅ITソリューションズ株式会社、ハイウエア株式会社、アーティサン株式会社
東京電力エナジーパートナー株式会社、株式会社佐賀銀行、株式会社ディー・エヌ・エー、株式会社アダストリア、立命館大学、株式会社学研プロダクツサポート
株式会社インゲージ
所在地:東京都新宿区西新宿3-9-7 フロンティア新宿タワー
ファーエンドテクノロジー株式会社
所在地:島根県松江市朝日町498番地 松江センタービル
株式会社インゲージ
所在地:東京都新宿区西新宿3-9-7 フロンティア新宿タワー