ITシステム管理者の皆さん、ITIL®の導入について頭を悩ませていませんか?ITIL®はITサービスマネジメントの成功事例を体系化したガイドラインで、利用者目線から品質向上を目指すITSMを実現するために必要不可欠です。
ITIL®を導入することで、顧客満足度の向上やインシデントの減少、コスト削減といった多くのメリットがあります。例えば、問題発生時の対応をマニュアル化し、ナレッジベースを活用することで迅速かつ的確なトラブル対応が可能になります。
この記事では、ITIL®の概要とその重要性、そして企業にとっての導入メリットについて詳しく解説します。また、ITIL®準拠のITSMツールの選び方についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。
ITサービス運用にあたり利用者目線から品質向上を目指すというのがITSM(ITサービスマネジメント)ですが、ITIL®(Information Technology Infrastructure Library)はITサービスマネジメントにおける成功事例(ベストプラクティス)を体系化したガイドラインです。1989年にイギリスで誕生し世界中のITサービスマネジメントで利用されてきました。
2023年3月時点における最新バージョンは2019年リリースのITIL®V4で「一般的なマネジメントプラクティス」「サービスマネジメントプラクティス」「技術マネジメントプラクティス」のカテゴリと34のプラクティスで構成されています。
では、なぜITIL®(に準拠することが重要なのでしょうか?それはITIL®を導入することで、企業にとって様々なメリットがあるからです。
問題発生時の対応をマニュアル化しナレッジベースとしておけば同じようなトラブルが発生した時にスムーズな対応が可能となります。スピーディーなトラブル解決によって顧客満足度の向上が期待できます。またサービス担当者が業務遂行しやすい環境を整えることで業務効率が高まりサービスの品質自体が向上する効果もあります。
サービスの中断やサービス品質低下を引き起こす可能性がある出来事をインシデントといいます。インシデントが発生することで自社業務がストップしたり顧客がサービスを利用できなくなったりします。リスク管理を徹底することでインシデント発生を抑えることができます。安心してサービスが利用できるようになり顧客満足度の向上効果も期待できます。
ナレッジベースに蓄積されたガイドラインを活用することで、本当に必要なところにリソースを投入できるようになり無駄な出費が削減できコストダウンにつながります。
市場環境の変化が起きた場合、これまでと同じような事業を営んでいては利益や売上が低下してしまいます。ITIIL®を導入すれば、さまざまな要因で変化する市場環境にあったサービスを提供することが可能となります。
これまで企業で利用されてきたITシステムはオンプレミス型のクライアント/サーバーで、システムトラブルなどが起きても自社内で解決できていました。しかし最近ではインターネットの普及によってクラウドの利用が増え、IT環境も複雑化し、システム全体の把握も難しいという状況になっています。 そのためトラブル発生時に迅速に問題解決し、利用者の求める品質やスピードで円滑にサービスを提供していくことがIT部門の課題となっています。
またDX(デジタルトランスフォーメーション:デジタル技術を使った企業変革)に取り組む企業の増加で業務プロセスの効率化や改善の必要性も高まっています。そのような理由から、自社の課題解決の指針としてITIL®を導入する企業が増えてきているのです。
ではITIL®に準拠しているベンダーや製品は、どう確認すればよいのでしょうか。手っ取り早い見分け方は「PinkVERIFY™の認証を取得している」ことです。
PinkVERIFY™は市場に出回るITサービスマネジメントツールがITIL®に適合していることを証明する認証制度で、ITIL®のトレーニングやコンサルティングなどをグローバルに展開する「Pink Elephant社」が適合審査を実施しています。他の認証取得と同様、PinkVERIFY™も取得の難しい認証であり、開発者がITIL®を理解した上で設計したツールである証明となるのでITSMツール選びの強力な指標となります。
インターネットの普及によってIT環境も複雑化しDXを推進する企業も増えています。多様化するITサービスマネジメントのベストプラクティスであるITIL®を導入することは企業にとって不可欠になりつつあります。効率的にITサービスマネジメントを運営できるITSMツールを導入する場合はITIL®準拠のツールを選ぶようにしましょう。
2023年11月1日時点、「ITSM ツール」のGoogle検索で10ページ目までに表示されたITSMツール54つを調査。
54ツールの中で必須機能がある(インシデント管理、問題管理、変更管理、リリース管理、資産管理)、カスタマイズが可能なツールを抽出し、「導入後のサポート重視」「コスト重視」「セキュリティ重視」の3ツールを選定。
ISO / IEC 27001ほか、 ISO/IEC 27701、ISO / IEC 27017、SO/IEC27018、ISO9001、ISO20000、SOC2/1など
国内にデータセンターがある
ノーコードで構築・カスタマイズでき、シンプルな管理画面で使いやすい。低価格からインシデント管理を始められる。
導入時、導入後も充実したサポートを受けられる。
アイペット損害保険株式会社、東京海上アシスタンス株式会社、PayPayカード株式会社、日揮ホールディングス株式会社、 国立大学法人静岡大学、レオス・キャピタルワークス株式会社
ゾーホージャパン株式会社
(本社:インド)
本社:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-6-1 みなとみらいセンタービル13F
ISO / IEC 27001ほか FedRAMP、SOC2などの認証を受けている
SlackやMicrosoft Teamsを利用してビデオ会議をセットアップ、コラボレーションを促す機能がある。
モバイルアプリでも利用できる。
※日本企業の公表なし
Nextiva、ISS World、Canva、Infobip、Toast、Twitter
Atlassian(本社:オーストラリア)
日本:アトラシアン株式会社
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1 ランドマークタワー1407
公式サイトに記載なし
AI・ビッグデータ活用などのテクノロジーを実用レベルで実装。AIが解決法を自動提案してくれる。
機能拡張やオプションは不要。
※日本企業の公表なし
※公式サイトにSMAXの事例なし
MicroFocus
(本社:イギリス/アメリカ)
日本:マイクロフォーカスエンタープライズ株式会社
日本オフィス:東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー19階
ISO / IEC 27001ほか、 ISO/IEC 27701、ISO / IEC 27017、SO/IEC27018、ISO9001、ISO20000、SOC2/1など
国内にデータセンターがある
ノーコードで構築・カスタマイズでき、シンプルな管理画面で使いやすい。低価格からインシデント管理を始められる。
導入時、導入後も充実したサポートを受けられる。
アイペット損害保険株式会社、東京海上アシスタンス株式会社、PayPayカード株式会社、日揮ホールディングス株式会社、 国立大学法人静岡大学、レオス・キャピタルワークス株式会社
※「ServiceDesk Plus」…クラウド版はPinkVERIFY™ 4、オンプレミス版はPinkVERIFY™ 3の認証を取得しています。
このサイトでは、「ITSM ツール」でGoogle検索、12月22日時点で上位100位までに公式サイトが表示された製品を紹介しています。そのうち、サービスデスク/ヘルプデスク(インシデント管理)をメインとしたITSMツールで、無料トライアルのできる3製品を紹介しています。
ISO27001取得
メール・LINE・電話など10種の窓口をまとめて管理。高いユーザビリティと視認性ダッシュボードで分析・レポート、見える化されることで業務改善につなげる。
大企業向けのRe:lation for Bizあり。
弁護士ドットコム株式会社、エムオーツーリスト株式会社、株式会社Birdman、日本通運株式会社、株式会社イングリウッド、株式会社Loco Partners
株式会社インゲージ
所在地:東京都新宿区西新宿3-9-7 フロンティア新宿タワー
要問合せ
プロジェクト管理・タスク管理のオープンソース「Redmine」のクラウドで利用できるサービス。
CSSとJavaScriptを埋め込んで画面をカスタマイズ。
チケット登録用メールアドレスにメールを送ることでRedmineにチケットを登録。
株式会社ネットワーク応用通信研究所、株式会社ノーリツ、株式会社イシダテック、丸紅ITソリューションズ株式会社、ハイウエア株式会社、アーティサン株式会社
ファーエンドテクノロジー株式会社
所在地:島根県松江市朝日町498番地 松江センタービル
要問合せ
顧客が好むチャネルに対応
カスタマーサポートのパフォーマンスを可視化し、レポーティング機能で、担当者のサポート業務を効率化
既存のビジネスシステムともコーディングなしで簡単に統合、カスタマイズも自由自在。
東京電力エナジーパートナー株式会社、株式会社佐賀銀行、株式会社ディー・エヌ・エー、株式会社アダストリア、立命館大学、株式会社学研プロダクツサポート
株式会社インゲージ
所在地:東京都新宿区西新宿3-9-7 フロンティア新宿タワー
ISO27001取得
要問合せ
要問合せ
メール・LINE・電話など10種の窓口をまとめて管理。高いユーザビリティと視認性ダッシュボードで分析・レポート、見える化されることで業務改善につなげる。
大企業向けのRe:lation for Bizあり。
プロジェクト管理・タスク管理のオープンソース「Redmine」のクラウドで利用できるサービス。
CSSとJavaScriptを埋め込んで画面をカスタマイズ。
チケット登録用メールアドレスにメールを送ることでRedmineにチケットを登録。
顧客が好むチャネルに対応
カスタマーサポートのパフォーマンスを可視化し、レポーティング機能で、担当者のサポート業務を効率化
既存のビジネスシステムともコーディングなしで簡単に統合、カスタマイズも自由自在。
弁護士ドットコム株式会社、エムオーツーリスト株式会社、株式会社Birdman、日本通運株式会社、株式会社イングリウッド、株式会社Loco Partners
株式会社ネットワーク応用通信研究所、株式会社ノーリツ、株式会社イシダテック、丸紅ITソリューションズ株式会社、ハイウエア株式会社、アーティサン株式会社
東京電力エナジーパートナー株式会社、株式会社佐賀銀行、株式会社ディー・エヌ・エー、株式会社アダストリア、立命館大学、株式会社学研プロダクツサポート
株式会社インゲージ
所在地:東京都新宿区西新宿3-9-7 フロンティア新宿タワー
ファーエンドテクノロジー株式会社
所在地:島根県松江市朝日町498番地 松江センタービル
株式会社インゲージ
所在地:東京都新宿区西新宿3-9-7 フロンティア新宿タワー